野良ワンコ・ゼロプロジェクト
広島県の野良犬の大多数は、尾道と東広島から収容されていると言われています。広島県の殺処分は数字上ゼロを維持していますが、大きな保護団体や引き出し団体の力をお借りしてのゼロである現状に変わりは無い状況です。そんななか、2019年春ごろから、東広島市西条中央地区および隣の御薗宇地の、 餌やリさんではない方々、 単純に、この犬たちをなんとかしてあげたい・・ というお気持ちの市民が集まり、地区の野良ワンコたちの情報交流をされるようになっていきました。
サポートということでボランティアも参加、皆さんの頼もしい行動力には驚かされる半年間でした。
市内のドッグシェルター、アンの家さんの甚大なご協力により、保護、手術を済ませた子達は、広島県動物愛護センター→ピースワンコジャパン というルートをたどることなく、市内で私たちの飼い犬として、見守っていただいています。
犬の習性として、グループを作り、おたがいの身を守ります。 グループ内での上下関係は厳しく、野良ワンコで生きていくのは大変です。。
女の子ワンコが発情(ヒート)してしまうと、4,5㎞離れた場所に居る男の子ワンコにも、その情報がにおいとしてキャッチされ、繁殖行動をとろうと、女の子を探してこのようなグループが出来上がることもしばしばです。
バイパスを挟んで、街中と里山、2つの地区の3家族とボランティアとの協働プロジェクトが立ち上がりました。
内容の充実した、わかりやすく心こもったポスターができあがりました。 いろいろな場所に掲示していただくことも、協力市民皆さん自ら動かれての作業を展開。 まずは地区の理解協力なしに取り組めない作業であることをアプローチしました。
私たちはよく、無責任な繁殖を促すだけのエサやりはお止めください‼ と声をあげていますが、保護を前提とすると、エサで引き留める作戦以外考えられません。 決まった時間にだいたいやってくるようになりますが、そうじゃない場合もあり、 エサの管理も大変です。
里山地区に設置中の大型サークル(広島県動物愛護センターからお借りするもの)と、プロジェクトメンバーの、なんと手作りの捕獲機が並びます。
サイズ、正確性、音もなくスムーズに閉まる扉、 びっくりするほどよくできた東屋風捕獲機。 この中で数頭保護成功です。
ちょっとほのぼのする光景♪ ご飯まだですか? 飼い犬がご飯を待ってる姿と、ひとつも変わりませんね。
大型サークルで保護成功直後、覆いをして、周囲の情報から少しでも心を落ち着かせるため遮断します。
norawanko zero
2020年6月現在
成犬11頭・子犬4頭 合計15頭保護
うち、2頭が脱走(手術済)
現在9頭の成犬がアンの家さんにお世話になっています。
家庭犬への道はなかなか厳しい現状ですが、アンの家に会いに来るという形の飼い主さんなども募集しています。
また、飼育費についても、ご寄付のご協力を、引き続きお願い申し上げます。
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